週刊少年チャンピオン38号の感想です: (自称)王者の魂
アイルー村Gとのコラボって
他の雑誌でも盛り上がってるんですかね…?
●囚人リク
巻頭カラー。
もう囚人要素がよく分からないくらいにヤンキーバトル漫画っぽくなってます。
リクじゃなくてレノマが主人公だったらそっちの層にも売れる漫画になってたかも。
リクというキャラは「こういう漫画」の主人公としてどうなんだろう、としばしば思います。
腕っぷしは全然だけど根性と実直さで絶望的な状況に立ち向かう少年リク。
昨今の少年向け作品の主人公キャラとは真逆の方向を突き進むその泥臭さは
チャンピオンの漫画らしいといえばらしいんですが、
読んでいて面白いとか共感を持てるかというと…。
椿の片目が見えないことを知ったリクが自分も片目を封印してましたが、
あのシーンには正直イラッとしましたね。
見開きでドーンと描かれたもんだから思わず「えっ?」って言っちゃいました。
リクがああいうことをするキャラなのは
今まで見てきたので分かってるつもりですが、
それでもお前がそれをするのは違うだろうと。そりゃ椿もキレるわ。
史郎が過去の椿とレノマの因縁を回想しつつ語ってましたが
当時の2人よりも当時の史郎の方が気になって仕方がないですw
マジメに働いてる兄ちゃんだったのかよ!
●弱虫ペダル
待宮は胸部にできたアザ2つが犬の顔に見えることから
「闘犬」と呼ばれているそうな。いっつも前全開でアザ見せてるの?
イメージ映像によると鼻にあたる部分にも何かがあるように見えますが…w
筋肉が盛り上がる、舌をベロッと出す、前傾姿勢のダンシング…
待宮って今までの強敵の特徴を全部併せ持った、
「ボクの考えた最強スプリンター」みたいなヤツですね。
でも勝負する相手はクライマー2人を引いたアシスト。これで負けたら恥ずかしい…。
●行徳魚屋浪漫スーパーバイトJ
センターカラーで宣伝になってない宣伝漫画。
こんなんだったらいっそカプコン全般のネタを盛り込んでほしかったなー。
NJ先生って微妙に古くてマイナー気味なゲームが好きみたいだし。
鳥インフルエンザの症状は、ヒトでは何ですか
●範馬刃牙
センターカラー。
うん、これくらいバチバチやりあってくれないと闘ってるって気がしないわ。
そういう意味では今回でやっとそれらしくなってきたかな…一方的な展開ですけど。
「喧嘩」ではなく「格闘(たたか)い」に気持ちを切り替えても
刃牙が勇次郎に対抗できるのかっつーと難しい気はしますが、まぁ頑張れ。
●クローバー
バイトリーダー竹下のどきどきスパイ大作戦は無事成功。
ハヤトたちになぜ知っているのか聞かれても「た…たまたま」と口を濁し、
あくまでツンを貫く竹下さんの姿には萌えを感じざるを得ませんでしたw
素直にお礼を言う隼人と菊池もいいヤツだなー。
最後のページで「しー」のジェスチャーをする菊池には不意をつかれましたw
そんなゴツい顔で可愛いポーズすんなw
●ナンバデッドエンド
長期連載作品の最終話はゴルフをする藤田さんでスタート。
最終回は何年後の話かと思ってたけど、意外と時間経過しませんでしたね。
剛と大丸は浪人して進学を目指し、伍代はまさかの旅人にw
藤田さん以外にも白百合の卒業生がどうなったのかも知りたかったんですが
こちらは「学生時代の」顔が出てきただけ。
最終回で一番印象的だったのは藤田さんの難破家への馴染みっぷりかな。
猛には実の兄に話すかのようなタメ口をきき(猛も「深雪」と名前で呼び捨て)、
将来のことを聞かれて「プロゴルファーになって剛君と結婚よ!」と言い放つ。
もうすっかり家族の一員になっちゃってましたね。いつの間に…w
しかし…随分とアッサリした最終回でした。
剛はヤクザにならず、猛は後遺症も無く仕事に復帰できて
なんの憂いも無い幸せな日常を再び過ごすことができるようになって、
文句なしのハッピーエンドなのはいいんですけど
これだけの長期連載で良いキャラもたくさんいたんだから
色んな人たちのその後もやっぱり気になります。
それが無かったので残念な気持ちの方が大きくなってしまったなー。
こっちが勝手に期待したのが悪いといえばそれまでなんですが…。
腐敗を止めるためにrropeを浸すために何
ともあれ小沢先生、長期連載お疲れ様でした。
良い作品をありがとうございました!
●シュガーレス
街中の1年で1番強い奴を決める、毎年恒例の「ランブル1トーナメント」の季節が
今年もやってきましたね! って知らねーよそんな大会!
これが終わったらチームを組んで全国最強を決める大会にでも出るのかな!
九島のテッペンだけを見ていた時代が懐かしい…。
●空が灰色だから手をはなそう
阿部共実の本誌復帰作。3号連続登場の1話目…なんですが…
これ完全に載る雑誌に間違えてるだろ!
いくらチャンピオンが何でもありの無差別級まんが雑誌だからって、
あっ何時の間にか表紙からこのキャッチコピー消えてる…
だ、だからってものには限度というものがあるんじゃないかな!
なんで19歳フリーター女子が職場の同性に迫られた後に
夜中にバニー姿になって徘徊する漫画が少年誌に載っちゃうかな!
どんな性癖だよ!
どっちかと言うと阿部先生はヤンチャンに向いてると思います。
あの雑誌なら間違いなくしっくりくる。
●ドカベン スーパースターズ編
総師の死ぬ死ぬ詐欺に付き合わされた読者に身にもなってください水島先生。
●聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝
獣闘士が心臓を捧げる「神」の名は「テスカポリトカ」だそうです。
アステカ神話の神様の名前なんですって。南米からどうやって渡ってきたんだ。
「そして新たな時代…隣にいるのは
私の宿命の伴侶にして創世の女…カルベラ!!お前だ!!」
ウエスダのこのセリフだけ見ると月刊ムーの文通コーナーのようですが、
当のカルベラさんにも何か心当たりがあるようです。
そこらへんのことを訥々と語ってくれたんですが
胸元ばかり見ていて頭に入りませんでした。すいません。
テスカポリトカは知らないけどケツアルクアトルは聞いたことあるなー。
「ケツアルカトル」という表記の方が馴染む感じ。
シンクpellettsを作る方法
獣闘士にも聖闘士や冥闘士のように鎧があるみたいですね。
ヨナルデパズトリの「ナワルピリ」の着ているそれは冥衣っぽいデザイン。
しかしヨナルデパズトリ…これもどこかで聞いたことあるんだよな…。
●半熟ガーディアンズ
東雲柊くんによる優しい魂魄講座のお時間です。
魄(はく)に悪い思い出がつまっていると浄化が滞ってしまい
それがオバケになるんだそうです。
「そんなオバケには神社のようないい気を当ててあげればいい
すると いい思い出に満ちた魄のように浄化していく」
あれ、いつのまにか神社のセールストークになってる?
オカルトを理屈っぽく説明してくれるのは前作(ヒイロとナナシ)と同様ですね。
アクションを求める人にはどうでもいい要素かもしれませんけど
個人的にはこういう説明があると設定が地に足ついてるって感じがして有難いです。
漫画のオリジナル設定を文字沢山で説明されたらウザったくて仕方無いですけど…。
霊に細工して道具のように扱う柊がちょっと怖いw
善玉がやることじゃないだろコレw
●ドラゴン・ハイドレート 〜辰吉漂龍伝〜
半熟ガーディアンズは理屈っぽいオカルトでしたが
こちらはオカルトに仕組まれたトリックを見破る展開。
武蔵が睨んだだけで刀や岩が割れたのには一体どんなカラクリが!?
答:目にもとまらぬ速さで抜刀して斬っていた
タネも仕掛けもないのかよ!
これじゃどっちかというとオカルト寄りだよ!
「それが落葉の正体だ!!」じゃないよもう。 正体分かっても意味ないだろー
と思ったけど仕組みを見破った辰吉に落葉は通じないのでした。
これの仕組みが一番謎だ…。
●りびんぐでっど!
浴衣姿のもなこさんは終始胸元をはだけたセクシー状態でした。
お色気漫画でもやっていくアピールか! ましののピンチ!
まぁお色気テコ入れは諸手を挙げて歓迎したいわけなんですが
はだけた先に見えるおっぱいの位置がどうも気になって…なんか下すぎません?
もなこが浴衣姿を見てくれない青山くんにスネてるコマは
もう首だけでもいいかなと思わせてくれる可愛さでした。
●ANGEL VOICE
結局選手全員に緊急入院の件が伝わってしまった市蘭は
調子を崩し後半33分でなんと3点差の2-5に!
手術成功の報が選手たちに伝えられた時点で残り時間はロスタイム含め5分!
「追いつくぜ!!」
いやいやいやいや無理だろさすがに…。
●少年探偵 狩野俊介
遠島寺さんの抑揚の無い足がたまらん。
霊媒師のモヨ子は本当に死んでました。
しかも背中に目印の蛍光テープが付いていたという明らかな殺人!
犯人は降霊会で部屋が真っ暗になることを事前に知っていたわけですな。
降霊会の参加者は10人、参加者の手を結んだ時に使った紐は10本。
部屋にあった8本にモヨ子の手に付いてる2本を加えれば
数のムジュンは無いように思えますが…もう犯人分かっちゃったの?
しかしなんと切ない顔で事件解明を宣言するんだ俊介くん…。
藤市さんとモヨ子の過去は重要そうなシーンなのにコミカルに描きすぎw
金に困ってたわけでもないだろうになんでヒモみたいなマネしてたんだw
高校時代のモヨ子さんはメガネっ子だったんですねw
●次号予告
秋の新連載大攻勢第1弾、
サンカクヘッドの「うずらコンビニエンス」が2本立てで連載開始。
まんがタイムなんとか向きっぽい雰囲気だなー。
つーか夏に新連載大攻勢やったばっかりなのにまたやるのか…。
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